平面要素の入出力値(地盤とコンクリート) |
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2022.10.20 |
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二次元有限要素法では、地山(地盤・岩盤)、コンクリート、補助工法や薬液注入による地盤改良地盤は、四辺形要素や三角形要素の平面要素でモデル化される。これら平面要素の入出力値は次表のようなものが使用されている。 表-1 平面要素の入出力値の例
表-2 出力値記号の符号
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支保工 鋼製部材の入出力値 |
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2022.10.20 |
(1)鋼製支保工 FEMでは、主に、はり要素でモデル化される。断面積、弾性係数、断面2次モーメント(断面係数Z)を入力し、軸力N、モーメントM、せん断力Sが出力される。解析値を用いて、σ=N/A±M/Zで圧縮あるいは引張りの縁端応力を計算し、許容応力度と照査する。 一般に、軸力は圧縮が(−)で引張りが(+)、モーメントとせん断力は、着目点で右回りを(+)、左周りを(−)としている。 (2)ロックボルト トンネルの支保工では現在は、異形鉄筋棒 D25、SD345が使われることが多い。FEMではロックボルトは一般に棒要素でモデル化される。FEM入力値は面積(あるいは断面半径)と弾性係数、出力値は軸力Nである。軸力Nはロックボルトの使用目的によって、製品の降伏荷重や破壊荷重と比較照査される。 |
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