GEOENG 地質学と建設コンサルタント(理学と工学の融合へ)
坑口斜面対策
2020.5.10 |
・トンネルと地下 Vol.50,No.12(2019年12月)急峻な坑口部をグランドアンカーとコンクリート補強工で克服−国道414号静浦バイパス 沼津アルプストンネル−静岡県 井上 拓也ほか
新設道路トンネル坑口上方の鉛直〜70度の急傾斜塊状岩盤において、施工前に亀裂・浮石調査と追加ボーリングを行って変更設計を行い、@3mピッチ、長さ20m前後のグランドアンカーとAアンカー間の小規模崩壊防止のクモの巣ネット工法(高強度ネット+ロックボルトL=3m)を併用した。坑口はコンクリートによる押さえ盛土を行い、坑奥からの到達掘削を行い貫通させた。
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2020.5.10
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・地すべりが懸念される地山の対策は、地すべり調査と動態観測が重要であり、地すべりブロックの範囲、すべり面深度、地すべりの現況安全率の決定が重要となり、対策工の計画安全率は通常Fs=1.20とする。地すべり規模が大きい場合は抑制が基本となり地下水低下工法(排水トンネル、集水井、水抜き横ボーリング)及び押え盛土工が施工される。抑止力が比較的小さい場合は抑止杭あるいはグランドアンカー工法が採用されている。
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